日銀短観からみえる銀行業の好景気
今回は銀行セクターに焦点を当てます。

日銀は3ヶ月に一度、「日銀短観」を発表しています。「短観」と呼ばれるこの景気調査は、日銀が経済の現状について企業へのアンケートを通じて調べたものです。

その短観の最新版が10月1日に公表されました。そこで目を引いたのが金融セクター、とりわけ「銀行業」の景況感の良さです。

代表的な指標である「業況判断」は、銀行業は「31」でした。3か月前の調査では「25」だったので、そこから「+6」も改善しています。

銀行業の業況判断は、2021年12月の調査から「20」の大台が3年近く続いています。元々が好景気だった上に、今回はとうとう「31」へと大きくジャンプアップしました。