2025年新年相場の特徴が早くも見えてくる
12月相場が始まりました。波乱の2024年もあとわずかです。
年内最後の月となる12月は、新しい年を先取りしようと物色テーマの芽や兆しが見え隠れするものです。単なる「12分の1」の月ではなく、やはり特別な雰囲気があります。2024年の締めくくりはどのような展開となるのでしょうか。
この2週間ほど相場の流れを見ていると、新年相場の特徴がいくつか早くも見えてきたように感じられます。
2025年相場は「中・小型株」の動きが活発になるように思います。2025年に起こりうる経済状況を考えると、「中・小型株」が一般に持っている以下のような特性から、今まで以上に注目されるのではないでしょうか。
(1)「中・小型株」は内需系企業が多い(為替相場の影響を受けにくい)
(2)「中・小型株」は金利低下局面に強い(米国で政策金利の引き下げが始まった)
(3)「中・小型株」は業績の振幅が大きい(景気が好転する時に増益幅が拡大する)
(4)「中・小型株」は政策保有株の売却が少ない(大型株はそれが多い)
特に注目したいのが(4)の「中・小型株」は政策保有株の売却が少ない、という点です。逆に言えば大型株にはそれが特に多いように見られます。