全体相場の振り返り
東京株式市場は8月、9月と激しい値動きにさらされました。10月相場は少しずつ値動きが安定してきましたが、それでも上下の値幅は依然として拡大したままの状態です。
10月中旬には日経平均が瞬間的には4万円に乗せる場面もありました。
しかし米国では4年に一度の大統領選、日本では降ってわいたような衆院選が実施され、日米ともに政治に翻弄される状況となりました。
日経平均は、ローソク足で言うところの「陰線」が11日間も連続するように、弱い地合いがダラダラと続くという展開でした。
相場の基調としてはとても強い地合いとは言えません。
大きな動きが出にくい、神経質な相場が10月相場の特徴です。
10月の日経平均の月間騰落率は+3.06%でした。
8月初旬に1日の値幅で史上最大の下げを記録したこともあって軟調な動きが続いていましたが、4か月ぶりにようやくプラスに浮上しました。
TOPIXも同様に10月は+1.89%と4か月ぶりに上昇しました。
反発は日経平均リード型で、TOPIXの上昇幅は日経平均ほど大きくはありませんでした。