全体相場の振り返り
11月の日経平均の月間騰落率は▲2.23%でした。
8月初旬に日経平均株価が史上最大の下げを記録して調整局面に入った東京市場は、それ以降はマイナス基調が続いていました。
それが先月はようやくプラスに転じたところでしたが、しかし11月相場は再び軟調な動きに変わっています。
TOPIXはもう少し小幅ですが、それでも11月相場は▲0.56%と軟調な動きに落ち込みました。
11月は3月決算企業の中間決算の発表が集中した月でもあり、株価指数の軟調な動きとは逆に、好決算をはやして急上昇する銘柄も数多く見られました。
軟調な動きが続いていた小型株市場は、ようやく反転しました。
東証グロース市場250指数(旧・東証マザーズ指数)は+2.06%で3か月ぶりにプラスとなりました。
軟調な11月相場の中では数少ないプラスの株価指数ですが、新興企業の市場が好調だったかというとそうでもありません。
先月にプラス転換できなかった分だけ遅れて浮上したという側面が大きいように思います。