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2020年12月14日

世界全体が高値圏で一服、NYダウは30,000ドルの大台を週末終値でキープ

鈴木一之

鈴木一之セミナー事務局です。

鈴木一之アナリストのメルマガ本文の前に、
今月22日のオンラインセミナーの案内を再掲載させていただきます。
(すでにお申込みの方は、鈴木アナリスト執筆の本文まで読み飛ばしてください)

セミナー参加募集を始めてから、事務局あてに、

「22日の19時は用事があって参加できないのですが。。。」

「後日、セミナーの録画を見ることは可能ですか?」

というお問い合わせを複数いただいております。

ご安心ください!!
セミナー終了後、2日以内に録画動画をアップいたします。

1週間の限定公開ではございますが、
オンラインセミナーお申し込みの方だけの特典です。
この機会をお見逃しなく!!

お申し込みがまだで参加ご希望の方は、
本メールに「ご氏名」「セミナー参加希望」とご返信いただければ、
詳細メールを送信させていただきます。

——————————
(12/5のメルマガよりセミナー案内の抜粋です)
  ↓

本日より第3回オンラインセミナーの参加募集を開始いたします。

オンラインセミナーであれば、東京以外の地域にお住いの方でも
大きなコストを負担することなく、ご参加いただけます。

今回のオンラインセミナーは、クリスマス前の平日である12月22日(火)とします。
会社四季報の発売後ですので、セミナーのタイミングとしてはちょうどよいかと思います。

下記は簡単ではございますが、オンラインセミナー開催にあたり、
2020年の相場を振り返ってみました。

セミナー事務局の視点ですので、興味のない方は最後のセミナー案内まで
読み飛ばしてください(笑)

——————

日経平均株価は春先の暴落が嘘のように力強く上昇し、29年ぶりの高値圏にあります。
コロナなんてどこ吹く風。
日経平均株価は、27,000円が目前です(12/4現在)。
ここから大きな調整がない限り、2020年の日経平均株価はプラス(前年比)で終わりそうです。

ただ、株式市場をよく目を凝らしてみると上昇している株ばかりではございません。
株式市場では二極化が一段と進んでおります。
上昇している銘柄の勢いは止まらず、出遅れ銘柄は元気がないままです。

それを証明するかのように日経平均株価から、

・ファーストリテイリング
・ソフトバンク
・東京エレクトロン
・ダイキン
・ファナック

の5銘柄を除くと、実はそれほど上昇しておりません(前年比)。
日経平均株価の上昇は、ほとんどこれらの銘柄が牽引していたのです。

例えば、かつては優良銘柄と言われていた、

・キヤノン
・ニコン
・リコー
・JR各社
・ANA
・自動車関連など

あげればキリがありませんが、日経平均株価の上昇に寄与していないのは明らかです。

株式投資は

・銘柄選択
・タイミング

が重要であることは今更言うまでもありません。
2020年は特にその傾向が強かったと言えるでしょう。

・コロナショックで暴落したタイミングで株を買えたか
・マザーズ銘柄を積極的に買えたか
・上記の5銘柄を積極的に買えたのか

これらが今年のパフォーマンスを大きく左右したのではないでしょうか。

アフターコロナ、ウィズコロナ、ニューノーマルが叫ばれるなか、
働き方や日常生活が新しい形へシフトしています。

株式投資の世界においても、これまで優良銘柄だと思っていた銘柄の凋落が見て取れます。
テスラの時価総額が、日系自動車メーカーの時価総額の合計を上回ったことが代表例です。

https://www.youtube.com/embed/u6WehPKRaIo

世の中が変わっていくなかで、我々投資家も認識を改めなければならないでしょう。
これまではスター銘柄の上昇が一服した後、「出遅れ株」が遅行して上昇してきました。
出遅れ株もいずれは日の目をみる期待・可能性があったのです。

しかし、コロナ禍においては二極化がより一層加速しているのが現実です。
「出遅れ株」を保有しては資産が増えにくい。
株式投資における「銘柄選択」の重要性はコロナ前よりも増しているのです。

2021年の株式市場はどうなるのでしょうか?
皆様の投資戦略・銘柄選択は固まっていらっしゃいますか?

こんな時こそ、鈴木一之の見解が求められます。
この機会をお見逃しないよう、ふるってご参加ください。

オンラインセミナーへの参加を希望される方は、このメールに

「ご氏名」ならびに「セミナー参加希望」

とご返信ください。

代金の支払い方法や、参加方法(利用するツールなど)についてご案内いたします。

【開催概要】
開催日時 令和2年12月22日(火)19:00-20:50
費用 2,980円(税込)

以上です。

皆様のご参加をお待ち申し上げております。

—————————-
鈴木一之セミナー事務局
info@suzukikazuyuki.com
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◎日経平均(11日大引):26,652.52(▲103.72、▲0.39%)
◎NYダウ(11日終値):30,046.37(+47.11、+0.15%)

鈴木一之です。毎日が飛ぶように過ぎてゆきます。今年も残すところ2週間とちょっと、というところまで来てしまいました。

きっと来週は「今年も残すところ1週間とちょっと・・」と書いているのでしょう。

新型コロナウイルスは依然として猛威を奮っています。感染者数の伸びは次第に加速し始めており、全世界ではついに7000万人を突破しました。亡くなった人も159万人に達しています。

日本でも1日の新規感染者数の増加が初めて3000人を超えました。東京都は過去最高の621人を記録して、飲食店の営業時間の短縮要請を延長する方向のようです。

人の往来の多い年末年始を目前に控えて、忘年会の需要は壊滅状態かもしれないと東京都心部の繁華街を様子を見てみると、必ずしも閑古鳥が鳴いているという状態ではありません。さすがに平日は人通りが減っているように感じますが、週末はやはりそれなりに夜の街はにぎわっています。

それが悪いこととは思いません。誰にでも仕事があり生活があり、食べていかなくてはならないので、飲食店にも賑わいは必要です。感染拡大との兼ね合いがむずかしいだけで、正しい答えは簡単には見つかりません。

希望の星はワクチン接種です。先週はファイザー製のイギリスとカナダで人体への接種が始まり、今後は米国でも始まります。日曜日の日本経済新聞・電子版によると、米国政府は週明け14日から接種を開始するそうです。

いざとなると米国は、猛烈なスピードで物事を前に進めます。医療従事者や介護施設の入居者から優先的に接種して、官民挙げての総力戦が始まります。

日本もそうですが、本格的なワクチンの普及は来年の春以降になると見られています。どの国の政府も企業も人々も、できることはすべてやって現在の均衡を保っているようです。

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先週の株式市場は、日経平均に関して言えば1勝4敗でさすがに調整色が強まっています。それでも26,000円の大台はしっかりとキープしました。自動車セクターに対して急速に買い人気が集まっており、産業規模として最も大きな部分に明るさが戻っています。

トヨタ自動車(7203)が週末には+5%近い上昇を記録しました。今年後半の7-12月には生産台数が過去最高を更新するという、11月の決算発表時の方針がようやく市場に認知されつつあります。

燃料電池、ハイブリッド車に続いて、電気自動車に搭載する全固体電池が物色の手がかりとされるようになりました。思えば2018年半ば以降の世界景気の後退は、米中貿易戦争に端を発する世界中の自動車メーカーの生産調整から始まりました。

その生産調整がほぼ終了し、コロナ危機によるサプライチェーンの混乱を経て、在庫がまったく足りなくなるという逆の状況が生じています。そこにエコカー推進策が各国から出されるようになって、日本の製造業に対して光が差し込んでいます。

在庫、在庫、在庫。企業の生産活動は突き詰めれば「在庫との戦い」です。

今では世界の自動車メーカーが急速に在庫を積み上げる時期に入っており、それが米国と日本の株式市場を支えることにつながっていると見られます。

小売セクターの株価上昇に始まり、工作機械、半導体、電子部品、鉄鋼、海運、不動産まで買われてきて、ようやく自動車および自動車部品にたどりつきました。重電セクターにも足がかりができつつあります。

循環物色がほぼ一巡しつつあり、元の振り出しに戻って新たな2巡目、3巡目の循環の輪が始まるように見えます。

しばらくこれでつないだ後に、あらためて今は高値圏にある半導体、電子部品株やマザーズ銘柄にスイッチしてゆくことになるのでしょう。マザーズ銘柄にも徐々に動きが始まっているように感じます。年末年始は日柄調整で進みそうな雲行きです。

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もちろん株価は生き物であり、一寸先は闇という世界です。すっかり有名になったCNNビジネスの「Fear&Greed Index(恐怖と強欲指数)」は先週末の時点で「76」。1週間前の「89」から少しだけ低下しましたが、いまだ「超強欲」のゾーンに高止まりしています。

「恐怖と強欲指数」は投資家心理を表すもので、0~100の間を動きます。ゼロは恐怖(弱気)の極致、100は強欲(強気)の極致です。針が振り切れると相場は反対方向に動きます。強欲が行き詰まると株価は天井を打ち、恐怖が行き過ぎると株価はボトムを打ちます。「恐怖指数」とされるVIX指数と同じような役割を果たします。

「恐怖と強欲指数」もVIX指数と同様に、高止まりしている間はマーケットにはさほど変化は生じないものです。変化が起こりやすいのは、高い位置にとどまっていたものが下向きに動き始めた時です。相場を支えていたものが何かしら変化するタイミングです。

それが今、起こり始めているようにも見えます。あらゆるテクニカル指標と同じように、「恐怖と強欲指数」も判断材料のひとつですので、他の様々な要因との兼ね合いが大切です。上昇しても下落しても今年は判断に悩む、むずかしい相場が続きます。

なお「恐怖と強欲指数」は“Fear&Greed Index”とグーグルにタイプすれば検索できます。

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先週の東京市場は、TOPIXが反発しました。前の週に5週ぶりに下落しましたが、すぐに切り返しました。日経平均は29年ぶりの26,000円の大台を終値で割り込むこともなく、引き続きしっかりキープしています。

物色の中心は引き続き大型株ですが、そこに小型株への物色も復活しつつあります。ただし中型株だけは軟調で、そのために日経500種平均が弱めの推移となっています。東証マザーズ市場は週初の軟調さが響いて反落しましたが、週末にはしっかりしています。

セクター別の騰落では、TOPIX-17業種のうち、7業種が上昇し10業種が下落しました。セクターの動きとしては、2週続けて値下がり業種が優勢の展開となりました。

値上がり率のトップは「自動車・輸送機」です。先週までの中心は日産自(7201)、ホンダ(7267)でしたが、今週はいよいよトヨタ自動車(7203)に物色が移りました。同一業種内でも循環物色が効いています。

自動車セクターの場合、系列取引の関係が深いところから動きが始まります。デンソー(6902)、豊田自動織機(6201)がまず動いて、それからトヨタ自動車が買われます。ホンダ系、日産系も同様です。

値上がりセクターの第2位は「情報通信・サービス」です。ソフトバンクG(9984)が2000年3月以来の高値まで買い進まれました。NASDAQが史上最高値を更新し。スタートアップ企業のIPOも成功しています。

「情報通信」の部分ではNTT(9432)も

(後略)

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鈴木一之